| 詳細 | |
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| 学科 | 教育文化学科 |
| 年度 | 2017 |
| ゼミ名 | 沖田 行司 |
| タイトル | 佐賀藩からみる現代に通じるリーダー論 |
| 内容 | 江戸時代における佐賀藩は他の藩より先駆けて鉄製大砲や蒸気機関車、蒸気船の研究に取り組み、自力で開発を成功させるなど急速な近代化を成し遂げることができた。その背景には、「武士道と云は、死ぬ事と見付けたり」という言葉が代表的な君主の為に徹底した奉公をする、『葉隠』の考えが大きく影響していると考えられる。しかし、『葉隠』は刊行されることなく、世に出回ることはなかった。つまり佐賀藩の教育には『葉隠』が使用されることはなかったのである。しかし、佐賀藩が他藩を差し置いて急速な近代化を成し遂げることができたのには、藩士たちの奉公道に『葉隠』が関係していないとは一概にも言い難い。私はこの佐賀藩の急速な近代化において大きな役割を果たしたと考えられる、教育と『葉隠』に焦点を当てて、そこから通じる急速に変化していく現代において必要であるリーダー像について論じていきたいと考えている。 |
| 講評 | 今年度のゼミ生は卒業論文〈２０，０００字〉が１２名で、卒業研究〈１０，０００字〉が７名の計１９名である。卒業論文を選択した学生は毎週演習の時間に指導していたので、それ程問題はなかったが、卒業研究を選んだ学生は指導がないままに１１月を迎えた。そのほとんどが論文の体裁をなしていなかった。参考文献から無断借用したものも見られ、書き直しをしてもらった。字数さえ満たせばいいと思っていた学生には大きな衝撃であったと思う。結局、１１月ごろから毎日PC持参で研究室に来てもらい、資料を読んで考えていただき、また質問に応じるという作業をおこなった。その成果もあって、提出日の前日には全員が論文を完成することができた。 私は論文指導を通して、はじめて学生と向かい合うことができると考えている。中には「先生よく勉強してはるな」と学生からお褒めの言葉をいただくこともあった。しかし、それはよく勉強した学生だからこそ、その言葉が出てくると思う。むしろ学生を褒めるしかないのである。体育会に所属する学生が多いのも私のゼミの特質であるが、私は論文作成において、一切妥協はしない。玉石混交ではあったが、全員が努力して立派な論文を書き上げたことに敬意を表したい。 |
| キーワード１ | 武士道 |
| キーワード２ | 葉隠 |
| キーワード３ | 近代化 |
| キーワード４ | 教育 |
| キーワード５ | 佐賀藩 |
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