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学科 社会学科
年度 2017
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 女性活躍社会の変化  ―女性はスーパーウーマンになる必要があるのか―
内容 今日、日本政府が目指す女性活躍社会の実現。しかしながら、女性の社会進出を推奨し、支援するとしながら、女性にさらなる負担を与えているのではないかと考えられる。本稿ではそんな女性を「スーパーウーマン」として取り上げ、「スーパーウーマン」など存在しないという観点でインタビュー調査を行った。なぜこれほどまでに、日本での女性の社会進出が諸外国と比べて困難とされるのか。その背景には“企業主義の時代”がある。この時代に「メンバーシップ型社会」が推奨され、「ジョブ型社会」の世界とは別の道を歩み始める。
そもそも「スーパーウーマン」とは何なのか。政府の求める「産め。育てろ。働け。介護しろ。」に応えるべく必死になっても、現実は不可能である。制度の手助けも強化される中、地方での支援の行き届かなさがインタビュー調査で明らかとなった。筆者自身も政府の求める女性活躍に疑問を感じ、また女性活躍を強く推奨していることにも疑問を感じている。しかし、そんな背景の中、男性の「スーパーマン」化が求められているのも忘れてはいけない。今まで以上に家計での仕事を求められ、職場では女性社員と比べられる。仕事はもちろんと思われる男性は女性以上に「スーパーマン」化が求められているような気がする。そんな筆者の観点から現在の日本社会の問題、改善しつつある社会の動きについて焦点をあて、これからの日本社会とはどうあるべきなのか考察した。
講評 少子高齢化から労働力が不足しているので、政府や経済界は女性の社会参加を推進しようとしているが、そもそも生活の余裕がなくなって少子化が起こっているのだから、現在の政策は逆効果ではないか、それは男性も同じではないかと論を進めている点が素晴らしい。
キーワード1 性別役割分業 
キーワード2 女性活躍推進社会
キーワード3 家族
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