詳細
学科 メディア学科
年度 2017
ゼミ名 小黒 純
タイトル アイスホッケー専門雑誌の内容分析~2013年10月~2017年10月を通して~
内容 アイスホッケー女子日本代表は2018年開催の平昌五輪への切符を手に入れ、北海道・苫小牧で行われた五輪予選最終戦では、世界ランキング7位の日本が同8位のドイツを3-1で下し、2大会連続の五輪出場を決め、全競技を通じて日本勢で平昌五輪一番乗りとなった。 五輪出場第一号として各新聞やテレビ番組などで大きく取り上げられた。注目度は高く、2014年には太陽生命のCM「強く、美しく、燦々と。アイスホッケー日本代表、スマイルジャパン編」や、2017年2月、日本テレビで放送されたスポーツ情報番組「Going」でもアイスホッケー女子特集が組まれた。このようなマイナースポーツは良い結果を出したもののみが一時期的に大きなメディアで取り上げられる。そこで、「アイスホッケーマガジン」、「breakaway」2誌の専門誌を比較し、アイスホッケー専門雑誌はどのようにアイスホッケーというスポーツを取り上げてきたかを明らかにするため、項目ごとに分けて分析を行った。
講評 個性的なテーマが揃う
■進捗状況 米国とシンガポールに留学していた2人が復帰し、実質的には18人が卒論を書き切った。
毎年同じことを述べることになるが、ごく少数を除き、提出まで2か月となってようやくエンジンがかかるという状態だった。
「イブ祭前にはほぼ完成させ、12月にはスキー・スノボ合宿の計画を悠々と立てる」という、スケジュール目標は、またもや水泡に帰した。 
「取り掛かりは早く」と100回唱えたところで効果がない。そこで夏休み明けには1万文字分を書いて提出するよう求めるなど、さまざまなハードルを課したが、危機感は広がらなかった。 今年度、最も効果があったのは、提出締め切り1か月前に示した、「指導教員が受け止めている各受講生の進捗状況」だった。書き終えている文字数ではなく、あくまで私が主観的に、何%に到達しているかを一覧表にして示した。最高で90%、最低は40%、平均で約60%だった。つまり、だいたい残り4割ぐらいを1か月で猛烈に追い込んで仕上げた、ということになる。
こうして毎年繰り返し「取り組みが遅かった」と書くのは、ひとえに担当教員の指導力のなさによる。ほとんどの受講生にとっては、長い論文を書くことは人生最初のことである。「2万字も書く感覚が分からない」「後回しにしたい」と思うのはごく自然な成り行きだろう。3回生では「課題図書週1冊」のペースには慣れたはずなのに、読書量がまだ不十分だったのかもしれない。4回生になっても研究テーマが定まらないという受講生が少なくなかった。それでも、少なくとも最後の1か月以上は、馬車馬の如く卒論に没頭し、新たな地平が開けたのではないだろうか。
■研究テーマ 卒論のテーマは、前年までに比べジャーナリズムに関連するものがやや減り、SNS関連のものが増えた。個別に見ると、ジャーナリズムの風刺性、VR、原発関連の新聞広告、マジック(奇術)とCM、10代の投書(新聞投稿)、ドラマにおける不倫の表象など、いずれも個性的なものばかりだった。まさに「一緒に勉強させてもらう」という楽しみを覚えた。
■総括 例年にもまして、先行研究のレビューをしっかり行うように、また、研究目的が明確かどうか、自己点検するように求めた。さらに、論文の「型」や、参考文献の書き方など細部にもこだわった。結果的に、出来映えは一定水準に達したものが揃った。個性的なテーマばかりだったこともあり、指導する側にとっても、学びと発見の機会を得ることになった。逆に指導力不足を痛感したことは先に述べた通りである。ともかく、卒論を通して最高のメンバーと一緒の時間を過ごせたことは、一生の宝ものとしたい。
キーワード1 アイスホッケー
キーワード2 スポーツ雑誌
キーワード3 マイナースポーツ
キーワード4 内容分析
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