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学科 産業関係学科
年度 2008
ゼミ名 三山 雅子
タイトル 日本の外国人労働者政策に対する分析と展望
内容 日本政府の外国人労働者政策の基本となる指針は「日本における外国人労働者は原則的に専門的分野と技術的分野しか認めず、単純労働での就労は認めない」というものである。本論文は、この指針が果たして今日の外国人労働者の動向に沿ったものであるのかということに焦点をあてて、日本の外国人労働者政策を分析する。
最初に在日外国人の入国実態、在留実態、就労実態を入国管理局の統計から詳細に把握・分析し、次いで過去・現在の日本政府による外国人政策・外国人労働者政策を批判的に検証する。今現在の外国人労働者政策の根幹となっているのは1989年に改正・施行された出入国管理及び難民認定法(旧入管法)である。したがって同法を軸にして日本の外国人労働者政策について議論を進めたい。そして、労働者が盛んに国境を越える時代、つまり、「労働(者)のグローバリゼーション」時代と言える今日において、必ずしも政府の主張する「国益」に縛られることなく、先進国日本が彼らに対して果たし得る役割を模索する。
講評 単純労働での外国人労働者の就労は認めないという動向それ自体を疑おうとする問題意識そのものが、外国人労働者問題に対して根源的かつ自由に思考しようとする著者の立ち位置を示している。
キーワード1 在日外国人
キーワード2 「不法」就労者
キーワード3 改正入管法
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