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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | ピンク色の固定概念とその変遷 |
内容 | 色に関する固定概念は古くから存在する。それは色彩豊かな現代の日本でも言える。選好する色は、女性はパステルカラーで暖色を、男性はビビットカラーで寒色となる傾向にあり、性差ははっきりとする。特にピンク色は「=女の子色」という概念が強い。特に女性は男性より強くピンク色を女性に結び付ける。しかし自身にピンク色を結びつけるのではなく女性全体、あるいは女性らしい女性のイメージにピンク色を結び付ける傾向にある。 結果、自分自身を表現する色としてピンク色を選択する女性は少ないが、他人がピンク色をまとえば、可愛らしい印象を受けるという女子大学生は多い。この女性の考え方を理解することで今後ピンク色=女の子色という固定概念は薄まり、男女共に自身を表現する色としてピンク色を使用することができるようになるだろう。 |
講評 | ジェンダーと色彩の問題に注目すると、男性はビビッドな寒色系がイメージされ、女性はパステル系、とりわけピンクとの関係がイメージされ、男女別にみると女性の方がその関係を意識している度合いが強い。そのことは女性が、社会の中の女性像、女性イメージとピンクを結びつけるのであって、対象者個人のイメージとピンクとを結びつけているわけではない。この「発見」は興味深いものだが、そのことは何を意味しているのだろうか。さらにこの解釈を深められれば、論文の内容はさらに改善したと考える。 |
キーワード1 | ピンク色 |
キーワード2 | 固定概念 |
キーワード3 | 男女の色彩選好 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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