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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 井上 智義
タイトル 対人心理と私語の頻度の関係および私語の発生要因に関する研究
内容 本研究は,対人心理と私語の頻度の関係,および私語の発生要因を明らかにすることを目的とした。同志社大学学生計180名(女子109名,男子71名)を対象に,質問紙調査を行った。その結果,まず対人心理については,特に男女間で異なった私語頻度との相関が見られた。女性は男性に比べ,気遣いまたは相手を楽しませることを重視することと私語頻度の相関が高い傾向が示された。男性は女性に比べ,プライバシー遵守を重視することと私語頻度の相関が高いことが示された。また全体では,群れ意識と,友人が隣にいる状況といない状況の私語頻度の差との相関が高いことが示された。次に私語の具体的な発生要因としては,「100名以上の大教室で,授業が行われる場合」と「気温や湿度が不快に感じられる場合」において私語頻度得点が高いことが示された。これらのことから,対人関係における心理や性別が私語に関係していること,また授業内容だけでなくその環境も私語の大きな要因であるということが考えられる。
講評 大学の授業における私語の問題を,受講生への質問紙調査によって,さまざま角度から捉えようとした研究。教員が参考にすべきデータが示されている。
キーワード1 対人心理
キーワード2 私語の頻度(大学の授業における)
キーワード3 私語の発生要因
キーワード4  
キーワード5  
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