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学科 社会学科
年度 2017
ゼミ名 小林 久高
タイトル 現代絵本における鬼の描かれ方
内容 本稿では、絵本の中で、特に目にする機会が多いキャラクターである鬼に焦点を当て、絵本の鬼がどのように描かれ、どのような意味をもっているのかという問題を明らかにすることを目指した。また、絵本の鬼が人間化しているという仮説の下、様々な視点から考察をしている。データとして、多くの鬼の絵本を集めることで、次のようなことが明らかになった。鬼は、人間世界の外の存在として描かれ、自然的な要素を強く含んでいた。鬼の超自然性や反社会的な要素から、人間と対峙して描かれている傾向がある。また、鬼の性格・衣装・住む場所・呼び名などのが、人間化しているとは一概には言えなかった。しかし、絵本の鬼を全体で捉えると、個性的な鬼が多く、人間的であるという見方もできた。鬼の衣装・住む場所・呼び名の場合でも、近年の絵本では、人間化の兆候が確認できた。また、絵本の鬼が人間の意図や目的・感情と関連し合うことで、鬼の多様化を垣間見ることができた。
講評 着眼点が面白い論文だ。資料に目を通し分類を考えている際の苦労が見て取れる。
キーワード1
キーワード2 絵本
キーワード3 人間化
キーワード4  
キーワード5  
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