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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 集団における統合・排除をめぐる「あだ名」の社会的機能――インタビュー調査を通じて―― |
内容 | 本論文の目的は、愛称や蔑称としてのあだ名以外の機能を明らかにすることである。愛称としてのあだ名には、人と呼び合うことで親密な関係を築く機能があり、一方、蔑称としてのあだ名には、人への攻撃手段や排除する手段としての機能がある。しかし、それ以外の機能に集団と関係するあだ名の機能もあるのではないかと思う。様々なあだ名の文献に関して調べていくと、あだ名の機能について、愛称としてのあだ名の機能と蔑称としてのあだ名の機能についてしかほとんど議論されていない。また、最近ではあだ名を完全に禁止にするという学校の動きが見られる。しかし、あだ名を完全に禁止にしてしまって本当に良いのか疑問に思えてくる。あだ名があったから仲良くなれた、深い関係を築くことが出来たという人は多くいるだろう。これからあだ名を禁止にする動きが活発化すると、人と人とがあだ名で呼びあう関係はなくなり、人間関係が希薄になってしまうのではないかと思う。そのため、あだ名を完全に禁止にしてしまって良いのかどうかについても議論していく。本論文では、上記2つのことに関して、インタビュー調査を通して明らかにする。 |
講評 | 多くの対象者にインタビューを実施した論文。社会的機能を、多面的に検討している点が評価できる。 |
キーワード1 | あだ名 |
キーワード2 | 集団 |
キーワード3 | 機能 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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