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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 日本における女子教育思想の研究
内容 近年、ジェンダー問題が叫ばれ、男女間の社会的格差が問題視されて久しい。男女の格差を撤廃しようとするあまり、日本の伝統的な女性観は失われつつあるのではないだろうか。
本論文では、日本における女性観の変化について時代を追って考察していく。理論、往来物、制度、思想などの様々な面から女性に焦点を当てて論じていくことで、日本社会における女性の存在、社会が求める女性像を描き出していく。本論文を通して、日本においては「女性らしさ」が重要視されてきたことについて考察した。
「男性らしさ」、「女性らしさ」といった言葉遣いまでもが、偏見につながると言われる今日において、伝統的な日本の女性観を主張することは、社会に問題提起することにつながると考える。女性のあり方も日本の文化の一つであると考える以上、日本の女性観の形成過程を研究することは、日本の文化をも再認識する機会になりうると考える。男女格差の撤廃が過剰に叫ばれている今日だからこそ、伝統的な女性観を再考すべきではないだろうか。
講評 本年度の卒業論文は、日本の近世・近代の人物の教育思想を現代的な視点から再検討を試みたものや、体育会活動など4年間の学生生活を総括しようとする論文もあり、いずれも、読み応えのある個性的な論文が多く見られた。
キーワード1 女子教育
キーワード2 良妻賢母
キーワード3 ジェンダー
キーワード4  
キーワード5  
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