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学科 社会学科
年度 2017
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル 配偶者選択における理想の結婚相手の決定要因に関する研究~家族モデルの視点から~
内容 現在日本では,晩婚・非婚化による少子化が社会問題となっている。結婚意欲のある若者は9割近く存在し、婚活も流行しているが、「適当な相手が見つからない」、「恋愛感情」、「経済生活」の両方を求めすぎる、などの理由で結婚できない人が増加しているのが実情である。本論文の目的は、同類婚の視点から、〈配偶者選択の際、自分の出身の家族モデルと同じ家族モデルを持つ人物を理想の結婚相手として選択するのか〉というリサーチクエスチョンを立て、出身の家族モデルが配偶者選択に与える影響を検討することが本論文の目的である。その影響を明らかにすることで、配偶者選択における「恋愛感情」、「経済生活」の視点の他に「家族意識」という視点を提起することで、若者の配偶者選択の選択肢を広げ、消極的な理由からくる晩婚化の改善を目指す。
調査の結果、自分の出身家族モデルと理想の結婚相手の出身家族モデルの相関は高く、仮設通り出身家族の配偶者選択に与える傾向を示すことが出来た。
講評 イエモデル・近代家族モデル・合意制モデルという家族の3つの家族パラダイムが配偶者選択に与える影響を実証的に検討しました。出生家族のモデルが、配偶者選択でも大きな影響力を有することを実証的なデータを使って検証しています。立木ゼミの先輩たちから引き継がれてきた家族パラダイム・モデルの質問紙をバージョンアップするのに創意工夫がいかされています。
キーワード1 同類婚
キーワード2 家族モデル
キーワード3 婚活
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