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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | ソーシャルキャピタルとアルバイト満足度「弱い紐帯の強さ」の研究 |
内容 | 近年、ブラックバイトが社会問題となるなど、大学生とアルバイトを取り巻く環境が重要視されている。また、多くの大学生にとって、大学生活の中でアルバイトに費やす時間の割合は大きなウェイトを占める。よって、本研究では、このアルバイトの満足度の要因について研究する。その要因として、「弱い紐帯の強さ」が関係するのではないかと考えた。ネットワーク論の中でも、弱い紐帯と大学生との関係に焦点を当てた研究は、あまりなされていない。そこで本研究では、その弱い紐帯に焦点をおき、この分野の代表的研究であるGranovetter(1973)の「弱い紐帯の強さ」を主軸に、弱い紐帯の強さの作用する新しい変数を提唱することを目的とした。アルバイト満足度は、先行研究と同じく労働市場である。それ故、先行研究を基に、ソーシャルキャピタルの理論を用いて独自の尺度を作成し、大学生を対象に質問紙調査を行った。 結果、先行研究Granovetter(1973)と同様に、「弱い紐帯の強い学生ほど、アルバイト満足度が高い」という結果が得られ、研究の目的は達成された。 |
講評 | グラノベッターの「弱い紐帯の強さ」仮説が大学生のより良いアルバイト先探しと関係するかを、アルバイト満足度を従属変数にして実査を行い、110名から回答を得ました。その結果、理論的な予想どおり、弱い紐帯をもつ学生ほど、アルバイト満足度が高い(=良いアルバイト先を見つけていた)ことを確認しました。先行研究のレビュー、尺度項目の選定、実査、データ分析の一つ一つが後輩達にとってお手本となる卒業論文研究になりました。 |
キーワード1 | ソーシャルキャピタル |
キーワード2 | アルバイト満足度 |
キーワード3 | 弱い紐帯 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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