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学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | 日韓ドラマの文化翻訳から見るリメイクのプロセス |
内容 | ドラマは、社会の現実と意識を反映し、また人々の社会的現実の認識に影響を与える。このため、日韓でドラマが共有される時、リメイクは大衆文化の越境的な再生産であると同時に多文化圏の人間関係や社会制度という文化の受容と変容の過程でもある。ヒット作品「ドラゴン桜」「魔王」を比較分析し、またリメイクの過程を明らかにすることで、ドラマヒットの要因を明らかにするとともに「翻訳」という越境的な番組共通の諸過程の中で構築されるリアリティの多様性を追求する。 リメイクが成功するには、表象・生産・消費・規制・アイデンティティといったプロセスが必要だ。原作の設定や社会現象をそのまま持ち込んでも共感は得られない。それぞれの国の根幹となる国民性に配慮しながら様々な「翻訳」によってキャラクターの性格変化をもたらす必要がある。双方の文化交流によって互いに認識と理解を深めていくという、文化が本来持っている社会的影響力・対話力を引き出すような地道で長期的な取り組みを行うことが重要である。 |
講評 | 何度かの方向転換があり、最後は時間との闘いになってしまったが、結果的には興味深いテーマの論文が完成した。韓流ドラマに関する研究でその翻訳のプロセスに焦点を当てたものは数少ないと思われる。筆者が最後に見せたその「地力」は今後の人生においても大きな助けとなってくれるだろう。 |
キーワード1 | ドラマ |
キーワード2 | リメイク |
キーワード3 | 日本 |
キーワード4 | 韓国 |
キーワード5 | アイデンティティ |
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