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学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | 炎上から見るインターネット社会 |
内容 | 今日では、インターネットやスマートフォンの普及により人々はどこにいても世界中と繋がることが容易になった。しかしその一方で、反社会的な行動を発信してしまったり、身内での悪ふざけを誹謗中傷されたりする「炎上」が社会問題になった。twitterを研究対象に、炎上の歴史や背景、炎上に加担する心理、SNSの利用動機などを調べ、情報の真偽が重要でなくなってきている現代におけるメディアや情報の取り扱いについて考察する。 匿名性の高さから、SNS上の人間は繋がりが弱い。また現代はポスト・トゥルースの時代と言われ、不正確な情報が独り歩きしてしまう状況である。また、情報量がある点を超えると、意思決定の質は低下するため、人々は情報を信憑性や正確性よりも直感や感情を優先して受け取るようになった。炎上もこの例の一つだ。情報受信者は流れている情報が歪んでいる可能性があることを、発信者は自分の意図とは違った解釈をされる可能性があることに留意して、慎重に情報を扱わなければならない。 |
講評 | SNSでの炎上に焦点を当てた論文である。幅広く過去の事例や理論をカバーし、オーソドックスでありながらも、質の高い論文が仕上がった。SNSという日常の一部に注目しながらも、個人的な経験の話に陥ることなく、理論と実証のバランスが取れたところに大きな価値がある。卒論執筆を通して、一歩引いたところから事象を眺める姿勢が身についたのではないだろうか。 |
キーワード1 | SNS |
キーワード2 | スマートフォン |
キーワード3 | |
キーワード4 | 炎上 |
キーワード5 | メディアリテラシー |
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