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学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | メディア・コミュニケーションにおける顔の役割 |
内容 | 現代の私たちは、人から食べ物、風景など何もかもが加工されたメディアに囲まれて生きている。その中で、自分の「顔」を加工・修正する機会は非常に増えている。なぜ自分の顔を加工するのか、加工した顔写真が本人にとってどのような意味を持ち、メディア・コミュニケーションにおいてどのように利用されているのかを、プリクラや画像加工アプリの研究、インタビューを通して明らかにする。 加工へのモチベーションは、他者から見た自分と自分のイメージする「顔」のズレを埋めようとする欲望からきている。顔は、自分が所有するものであるにも関わらず、鏡やメディア、他人を通じてしか見ることができない。自分には見えない、遠く離れた存在であるからこそ、私たちは自分の「顔」を思い通りにしたいと感じるのではないか。加工することで個性は失われるが、自分の盲信するイメージを自分に施すことができる。「顔」は非常に不思議な存在である。 |
講評 | 顔写真という非常に身近なテーマを扱ったことで分析の切り口を見つけるのに苦労したが、関連文献を丹念に読み込んでいくことで、最後は筆者自身のオリジナルな解釈にたどり着くことが出来た。オリジナルな解釈にこだわり続けたその意識を今後さらに強めていってほしい。 |
キーワード1 | 顔 |
キーワード2 | 加工 |
キーワード3 | SNS |
キーワード4 | 写真 |
キーワード5 | プリクラ |
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