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学科 メディア学科
年度 2017
ゼミ名 勝野 宏史
タイトル キャラ化する社会-お笑い界との関係-
内容 膨大な情報が流れてくる現代において、印象に残るためには「キャラ」が必要だ。またコミュニティが増え、円滑にコミュニケーションを図るためにもアイデンティティとしてのキャラの必要性が高まっている。このように、「キャラ」を必要とする現代社会とお笑い界には関係がある。お笑い界のメカニズムを分析し、キャラ化の効果や、現代、特に若者社会へのキャラ化への影響について、大学生へのインタビューを参照しながら解き明かす。
承認欲求が高い大学生にとって、周りに自分を承認してもらうことは喜びにつながる。また、「笑い」はコミュニケーションそのものであり、相手が笑うことで自分は承認されたと感じる。悩みや不安を巧みなコミュニケーションによって笑いに変える芸人は大学生にとっての手本である。自分の「キャラ」を持つことでより強く存在感を演出する芸人を手本にしている大学生が同じようにキャラ化するのは自然なことだ。お笑い界はキャラ化しているが、大学生は芸人化している。
講評 漫才の大会M1グランプリでナイスアマチュア賞を獲得した青年によるお笑いに関する論文である。とはいっても、筆者の議論はお笑いという狭い範囲に終始しているのではなく、お笑いをコミュニケーションの一形態と捉え、それがメディアを通して若者のコミュニケーションにどのような影響を与えているかというより大きな問題と見事に結びついている。今後も人々に笑顔を与えることを生きがいに頑張っていってほしい。
キーワード1 お笑い
キーワード2 キャラ化
キーワード3 アイデンティティ
キーワード4 若者
キーワード5 コミュニケーション
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