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学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | 野球のコンテンツとしての変容-「視聴型体験」から「体験型経験」へ- |
内容 | 以前ではテレビを中心としたマスメディアを通した「観る」という経験が野球のコンテンツとされていたが、今日では野球場やSNSを通した「体験型経験」へと変化しているのではないかと考えた。これについて、個人の選手によるSNSの利用や球団経営という観点から明らかにする。 結論として、野球は「視聴型経験」から「体験型経験」へと変化した。その要因として、「・球団によるSNSなどのインターネット戦略」、「・球場のエンターテイメント球場化」、「・プロ野球選手個人によるSNS利用」が挙げられる。球団経営の目的が営利目的だけでなく、ファンや消費者を楽しませるためや野球界の発展のためという目的に変化し、またSNSの普及により選手個人が好きなように持論や考えを発信できる場が増加した。しかし、もちろん球団を支える親会社の資金援助は必要であり、経営指針も無視することは許されない。「視聴型」から「体験型」へ変化しているが、日本の野球界向上のためには両者の共存共栄が重要だ。 |
講評 | 研究計画を進めていく中で議論の方向付けに不安を抱えていた時期もあったが、「視聴型から体験型へ」という視点が定まることで、結果的には論点が非常に明快な論文が完成した。「体験型」はプロ野球のみならず、SNS普及後の音楽や観光業界にも共通するキーワードである。この新しい流れがプロ野球の消費とどのように結びついているのか、その点をうまく掘り下げることが出来た。卒業しても論文執筆の際に見せたその謙虚な姿勢を忘れずに、コツコツと人生の階段を上がっていってほしい。 |
キーワード1 | プロ野球 |
キーワード2 | SNS |
キーワード3 | マスメディア |
キーワード4 | ファン |
キーワード5 | コンテンツ |
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