詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 勝野 宏史 |
タイトル | コンテンツ化するペット-家族化と商品化の狭間- |
内容 | メディアは動物及びペットの見た目のかわいさを強調・演出し、利益を生むための手段として使っている。これをペットのコンテンツ化と定義し、ペットがコンテンツ化するプロセスに焦点を当て、日本人とペットとの関係にメディアがどのような影響を与えてきたのかについて明らかにする。特に近年の様々なメディアによるペットの扱われ方が、ペットの家族化にどのように関係しているか、また同時に引き起こされている殺処分などの様々な問題について分析する。 近年のメディアの発達により、人々にとってペットは家族化し、身近な存在になったが、同時に娯楽的な楽しさを得るためのコンテンツという側面も強まった。私たちのペットへのイメージや価値観はメディアからの情報を元に形成されている。今後も日本人とペットの関係性はメディアを抜きにしては考えにくい。また、過度な家族化やコンテンツ化は深刻なペットロスや動物の奴隷化、殺処分などの問題も招く。これらを十分理解し、ペットと向き合っていく必要がある。 |
講評 | 人間と犬との関係性とその変容にメディアがどのような影響を与えているのかという問題について、家族化と愛玩化という二つの視点から分析を試みた。ペットはますます家族の一員となる一方で、モノ同様の所有物として扱われるケースも増えている。犬が商品となり、さらにはその「かわいさ」が商品価値の重要な基準になるにつれ、人間と犬との関係性が大きく変わってきたという興味深い結論に落ち着いた。今後の人生においても問い続ける姿勢を継続してほしい。 |
キーワード1 | ペット |
キーワード2 | 動物 |
キーワード3 | コンテンツ化 |
キーワード4 | メディア |
キーワード5 | SNS |
戻 る |