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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 板垣 竜太 |
タイトル | フィットネスクラブにおける高齢者の人間関係 --継志館フィットネスをケーススタディとして |
内容 | 高齢者が増えており、フィットネスクラブにおいても高齢者の割合が増加している。フィットネスクラブが居場所となりネットワークを形成していると考え、調査した。本論文ではフィットネスクラブに通う高齢者を対象に、フィットネスクラブがどのような位置づけなのかを調べた。高齢者がフィットネスクラブに通う必要条件として、お金と時間と体力が見られた。十分条件としては運動意欲が高い、普段の生活においても外出頻度が高い、フィットネスクラブ以外でのネットワークがある、家から近い、といったことが見られた。通う頻度が高い人はフィットネスクラブでの交流が強い傾向があり、フィットネスクラブでの友人同士で旅行に行ったり家で集まるなどの活動をしていた。フィットネスクラブでのネットワークがある人とない人がいるが、両者ともフィットネスクラブに愛着を持っており、継続年数が長かった。高齢者にとって、生活の一部となっており、それぞれのネットワークの中でもフィットネスクラブでの交流は大きく、フィットネスクラブは高齢者の居場所になっていると考えられる。 |
講評 | 高齢者の居場所やネットワークは社会学・社会福祉学において今日重要なテーマとなっている。また、高齢者の運動もスポーツ健康科学の重要なテーマである。この論文は、この両者がつながる地点、すなわち高齢者のパーソナルネットワークにおけるフィットネスクラブの位置づけを分析しようとしたものである。目の付け所は面白いが、調査が遅々として進まず正直はらはらした。最終的にインタビュイーも十分な数ではないし、その結果、結局何がわかったのかについても曖昧な部分が多々残るが、今後の研究につながるような部分的な知見は得られたと思う。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 運動 |
キーワード3 | 居場所 |
キーワード4 | フィットネスクラブ |
キーワード5 | ネットワーク |
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