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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 板垣 竜太
タイトル 大阪近郊農村における脱農業・職業変遷と社会関係
内容 現在までおよそ100年間の職業変遷について、マクロのデータでは分かりにくい、「どのように変化したか」についてライフヒストリーを用いて明らかにする趣旨である。大阪近郊の農村で長男として生まれたK氏にインタビューを行なった。K氏の、農家から建設業や工業に向かう7つの職業経験において、伝統的な社会関係が一定の役割を果たしていたことが分かった。
講評 大阪の富田林における農業と地域工業との関係を、1人のライフヒストリーとつなぎ合わせて考察しようとした論文である。身近な人を調査対象にしたおかげで、具体的な事実を通して都市近郊農村における物づくり関連の工業化と血縁・地縁との関係の一端が明らかになった。論旨がまだ曖昧であるため全体的に冗長でまとまりに欠き、ライフヒストリーと地域産業構造変化との有機的な関係が記述しきれていないと言わざるを得ないが、ケーススタディとしての興味深い知見が得られたとは言える。
キーワード1 産業構造
キーワード2 職業
キーワード3 ライフヒストリー
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