詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 男性と化粧 |
内容 | 女性にとって化粧とは極めて日常的な行為であり、女性の生活において重要な役割を担っている。「化粧」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、皮膚もしくは毛髪を健やかに保つことだと定義されている。そのため、化粧という行為は女性だけが行う行為ではなく、男性が髭を剃る行為や、ヘアスタイルを整える行為、顔を洗う行為なども含まれている。ここ10年で男性は、「男らしさ」からの解放、女性の社会進出、セルフィー文化の登場を背景に、美や化粧に興味を持つようになった。現在、有名ハイブランドからも男性用化粧品は展開されており、髭剃りや歯磨きなどの動作に近い感覚で気軽に使用できるようにアイテムが設計されている。男性の化粧は少しずつ受け入れられながらも、まだ女性のように化粧を楽しむという段階には達していない。男性が抵抗なく行うことができる化粧とは、「マイナスな部分をカモフラージュする化粧」であり、「見せる化粧」ではない。 |
講評 | 「男性」の化粧に絞った文句なく面白い論文である。しかも、それをジェンダー論という定番の視点だけではなく、女性は男性の化粧をどこまで許せるか、化粧はいいけど女よりは綺麗になっちゃだめというという女性のホンネにも迫っていて、著者のユーモア?溢れるセンスが感じられて面白かった。 |
キーワード1 | 男性 |
キーワード2 | 化粧 |
キーワード3 | ジェンダー |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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