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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 金子 邦秀
タイトル 児童虐待からみる母親と進路選択の自由の関係
内容  子どもは未来の社会を担う大切な人材である。その子どもを育てるのが親の役割だ。子どもの将来への可能性は無限に広がっており、その可能性を奪ってはいけない。しかし、現在の日本では児童虐待問題が深刻化しており、虐待行為によって将来の可能性が奪われてしまった子どもが続出している。被虐待児に対しては、その可能性を少しでも取り戻すべく、支援をしていく必要がある。また、母親の教育が子どもの将来の進路選択に大きく影響している。とすれば、虐待によって子どもの進路選択の自由を狭めていることになる。虐待行為は心身に障害を及ぼし、その障害が学習に影響することもあるからだ。このような子どもの可能性を奪う行為である虐待を防止するべきだ。そのためには、虐待が起こる外的要因を解決すべきだ。また、各期間が専門領域のみに徹した支援ではなく、期間同士が相互に情報交換し、子どもに最善の支援を尽くせる環境・状態にすべきである。この論文では、被虐待児がおかれている現在の状況から、進路選択について追求していく。
講評  今年の卒論は全体としては各テーマに着いて、文献にあたったり、学校を訪問したりして、比較的無難にまとめたものが多かった。比較的よくできていたものは、テーマを絞り込み、それについて深く掘り下げた数点の卒論があった。なかでも、自らエヂュテイメント・ソフトの開発をこころみたもの、授業における技術(発問)にしぼったものなどが優
れていた。
しかし、それらを含めて、周辺にまで視野を広げ、その研究をどう位置づけるのかという視点が共通してやや不足していたのではないかという点が、問題点であるとともに、指導した私自身の今後の課題となった。
キーワード1 児童虐待
キーワード2 進路選択
キーワード3 母親
キーワード4  
キーワード5  
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