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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 小林 久高
タイトル 流行歌と世相―音楽の諸要素とその変遷―
内容 本稿では、流行歌と世相の関連性について論じる。両者の関係性を考察するに際して、流行歌を歌ったり演奏したりするメンバー構成、曲の調やテンポ、コード進行といった曲調、歌詞などの諸要素の変遷を分析する。メンバー構成では、アイドルやバンドなど5つの分類に分けた。調では、長調と短調の2種類による分類と主音を区別した24種類による分類に分けた。また、テンポでは3段階に、コード進行では特徴的な11種類に分類した。さらに歌詞では、「恋愛」「失恋」「応援」「その他」の4種類に分類した。これらがどのような変遷をたどったか分析し、世相の変遷と照らし合わせた結果、流行歌と世相はお互いに影響を与えながら変化していくことがわかった。一方で、流行歌の曲調などのトレンドや発信するメッセージなどは大衆の行動に変化を与え、やがて世相の変化をもたらす。他方でまた、流行歌の作り手は大衆の行動の変化や世相の変化を汲み取り、「今」の世相に合う曲作りをする。
講評 流行歌の変遷について、歌詞や曲調をもとに明らかにしたもの。ちょっと欲張りすぎた内容だ。得意分野である曲の分析に限って議論すれば焦点が定まってよりよいものになったと思う
キーワード1 流行歌
キーワード2 世相
キーワード3 J-POP
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