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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 今後、どのような保育所が求められるのか |
内容 | 保育施設を希望するが入れない児童を待機児童という。共働きが増え、女性が働くことが当たり前となっている現在、保育需要が急激に高まったことによって待機児童問題が顕在化した。現在に至るまでの政府の対策により保育施設の種類は多岐にわたっている。本論文の目的は、どの保育施設が最も待機児童解消に対する効果が高いのかを明らかにすることである。待機児童は東京に集中しているため、東京23区の過去10年間の各保育施設定員数の対前年差と待機児童数の対前年差の相関を分析した。0?5歳児を預けられる認可保育所、0?2歳児を預けられる小規模保育事業は一定の条件下では、その定員数の増加が待機児童の解消に効果があることがわかった。しかし認可保育所を過度に拡大すると3?5歳児の保育枠が余り、小規模保育事業を過度に拡大すると3歳以上の児童の預け先に困る。そのため各自治体の事情に合わせて、保育施設をどのように組み合わせるかが重要となる |
講評 | 保育行政と待機児童問題を扱った政策科学的論文。保育所収容人数と待機児童数の関係を丁寧にデータ分析することによって、一定の結論を得ている。対象を東京としたために具体的な事例を加えられなかった。その点は残念。 |
キーワード1 | 待機児童 |
キーワード2 | 東京一極集中 |
キーワード3 | 低年齢児 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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