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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | ディズニー作品における女性像の変化と社会のかかわり |
内容 | 本稿ではディズニー長編映画作品における女性像の変化と社会のかかわりについて明らかにすることを目的とした。女性キャラクターの地位や就労について、そのパートナーと比較し、女性の描かれ方の変化について考察した。ジェンダー研究においてしばしば注目される「ディズニープリンセス」だけではなく、「非ディズニープリンセス」キャラクターにも焦点を当てる必要があるという考えから、対象作品をディズニープリンセス作品に限らなかった。結果、ディズニー長編映画作品の女性像はアメリカの第二波フェミニズム運動を受けて変化したことが分かった。1977年公開の『ビアンカの大冒険』から、その変化は表れはじめている。この作品はディズニープリンセス作品ではなく、ディズニープリンセスにとって転機となったと言われている『リトル・マーメイド』より10年以上も前の作品であった。ディズニーの女性像について考える上では、ディズニープリンセス作品以外にも目を向ける必要がある。 |
講評 | ディズニー作品における女性像の変化を検討した論文である。プリンセスだけに注目するのではなく、全作品を対象としてその時代的な変化をみていく研究の視点は面白く、また70年代の変化もうまく描き出されている。歴史との対応関係が十分に書ければ、さらに良くなる。 |
キーワード1 | 女性像 |
キーワード2 | ディズニー |
キーワード3 | フェミニズム |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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