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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 専門学校への就学経験者についての研究―就労継続意向に与える影響に着目して―
内容 高学歴化が進み、大学進学率が上昇する中、専門学校進学率は大幅に減少することもなく横ばい状態である。高校卒業後、専門学校へ進学するという選択は人々のその後の人生にどのような影響を与えているのか。本論文では、計量分析による結果と、専門学校就学経験者が就く傾向にある職種の特徴を踏まえて、彼らの特徴を描き出すことを目的としている。専門学校就学経験者は、専門的な資格や高度な技術を必要とする職場の最前線で働くことができる。その職場は全国どこにでも存在することが多く、結婚や家庭の事情で転居を余儀なくされても再就職は容易い。また、職場を移っていくことでスキルアップを狙うこともできる。一方、激務や対人サービスの難しさ、職場の複雑な人間関係など、専門学校就学経験者が多く進む業界では、様々な理由で転職・離職することが当たり前となっている。高度な資格により再就職は確かに容易であるが、少子化が進む中ある程度職場への定着も必要である。文部科学省は専門職大学等の新しい大学制度を導入することで、職種や業界の枠を超え、予測困難な社会をリードしていく人材が育成されることを期待している。
講評 専門学校進学者の職業と職業意識を扱った論文。大学・短大と専門学校で新たに学歴タイプを作成して分析し、さらに専門学校卒業者が多く就く職業を別資料で検討した結果、その意味が明らかにされている。データ分析から少し読み取って欲しいところもあった。
キーワード1 専門学校
キーワード2 就学経験
キーワード3 就労継続意向
キーワード4  
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