詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 金子 邦秀 |
タイトル | 公立小学校における英語教育の在り方と可能性」 |
内容 | 2008年3月28日文部科学省は新学習指導要領を告示し、小学校に「外国語活動」が新設された。目的はコミュニケーション能力の素地を養うことである。これは読む・書く・聞く・話す力を基盤に、積極的に他者とコミュニケーションを取ろうとする態度を育て、中学、高校の英語教育へつなげることが意図されている。小学校英語を導入することは英語教育全体の改革を意味し、小中連携の強化が重要となる。小学校英語は言語習得を目的としないため、言語を一つのツールとして捉えている。よって指導者は英語を話せるようになることが目的ではないことを認識する必要がある。指導者は授業づくりを、英語を教えるという意識ではなく子どもたちにコミュニケーションの場を与えるという意識で行う。活動を進めるにあたって最も重要なことは英語嫌いの子どもをつくらないことであり、体験的活動を取り入れた、子どもたちが楽しめる授業がふさわしい。 |
講評 | 今年の卒論は全体としては各テーマに着いて、文献にあたったり、学校を訪問したりして、比較的無難にまとめたものが多かった。比較的よくできていたものは、テーマを絞り込み、それについて深く掘り下げた数点の卒論があった。なかでも、自らエヂュテイメント・ソフトの開発をこころみたもの、授業における技術(発問)にしぼったものなどが優 れていた。 しかし、それらを含めて、周辺にまで視野を広げ、その研究をどう位置づけるのかという視点が共通してやや不足していたのではないかという点が、問題点であるとともに、指導した私自身の今後の課題となった。 |
キーワード1 | 小学校 |
キーワード2 | 英語教育 |
キーワード3 | コミュニケーション能力 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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