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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 MILOS DEBNAR
タイトル 大学生の寄付行為に影響を及ぼすもの
内容 近年の日本では、高齢化が進み、公共サービスや福祉の充実が求められている。しかしながら、同時に少子化、人口減少も進んでいるため、政府の税収は減少しており、これらは行政だけでは解決できない問題となりつつある。そこで、NPOに期待がかかるが、日本では寄付が少なく、その多くが活動を続けることすら難しい状況である。そこで、本論文では、大学生の寄付に注目し、アンケート調査とインタビュー調査を行うことで、何が寄付を阻むのかを明らかにした。そこには、単なる経済的な問題ではなく、寄付に「高い理想像」のようなものを持っていること、目に見える影響がなければ「やりがい」を感じられないということ、周りに「いい人アピール」をしたくないということが影響していることが明らかになった。寄付は聖人だけが行うものではなく、だれでも気軽にできるものであるという「寄付のハードル」を下げることが今後の寄付を促進する鍵となる。
講評 今度の卒業論文のテーマに多岐にわたったが、ほとんどの論文では社会学的または人類学的なアプローチと理論が十分に見える。その一方、特に問題設定において、より社会学的な観点が望ましいケースもあった。すべての論文は、インタビュ調査あるいはアンケート調査を行い、そのデータを分析した。より高度な分析方法も実施することができたが、全員が独自でデータを収集したことが高く評価できる。
キーワード1 寄付
キーワード2 規範意識
キーワード3 自己犠牲
キーワード4  
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