詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 若者の能楽観 |
内容 | 能は室町時代から600年以上も続く、日本の伝統芸能である。能楽師の家に生まれた筆者は、以前から能公演の客席における高齢者の多さに問題を感じていた。これは客席のみならず、趣味として能を習う人においても同様である。このまま高齢化が進めば、能を鑑賞したり嗜んだりする人口が急激に減少し、能の存続が危ぶまれるのではないか。そこで本稿では、若者にも能に興味を持ってもらう方法を探ることを目的として、文化資本の概念を援用した能に対する若者の印象調査を行った。調査結果から、能に対する否定的イメージが若者を能から遠ざけていること、文化資本と能のイメージに相関があることが明らかになった。そこで、能の否定的イメージをいかに取り除くか、そして能と親和性のある文化資本を持つ特定の層をターゲットとした能公演の可能性を検討した。 |
講評 | 今度の卒業論文のテーマに多岐にわたったが、ほとんどの論文では社会学的または人類学的なアプローチと理論が十分に見える。その一方、特に問題設定において、より社会学的な観点が望ましいケースもあった。すべての論文は、インタビュ調査あるいはアンケート調査を行い、そのデータを分析した。より高度な分析方法も実施することができたが、全員が独自でデータを収集したことが高く評価できる。 |
キーワード1 | 能 |
キーワード2 | イメージ |
キーワード3 | 文化資本 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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