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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 立木 茂雄・JENNIFER MCGUIRE
タイトル 消費に対する消極性を引き起こす要因についての研究
内容 近年、断捨離やミニマリストといった言葉が取り上げられ、物を持たない、消費しない概念が出現してきた。消費を肯定的に捉える消費社会の中でなぜ物を持たないことや消費しないことに価値を置く考えが出現したのか、そしてどのような要因が消極的な消費行動を良しとする価値観に影響を与えているのか。先行研究をもとに環境問題に対しての意識が高い「エコ志向」、情報伝達技術の発展によって実現した情報化を肯定的に見る「情報化」、日本の伝統的な文化を肯定的に見る「日本志向」、人と人のつながりを重視する「きずな志向」、そして「他者の視線を気にしない性格」の5つの要素うちどの要素が最も強く消費に対する消極性に影響を与えるのか、質問紙による調査を行った。分析の結果、「きずな志向が高い人ほど消費への消極性が高い」、「情報化に肯定的な人ほど消費への消極性が低い」、「平均月収が高い人ほど消費への消極性が高い」ことが明らかになった。
講評 3回生の秋学期から丁寧な先行文献の読解にもとづき、環境問題・情報化社会・伝統文化・社会関係・自律性といった価値と消費性向との関連性を実証的に捉えることができました。
キーワード1 消極性への消極性
キーワード2 きずな思考
キーワード3 情報化
キーワード4  
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