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学科 社会学科
年度 2018
ゼミ名 立木 茂雄・JENNIFER MCGUIRE
タイトル 男性の家事・育児参加の抑制要因
内容 近年「イクメン」という育児を楽しむ男性像が広く認識されている。女性に限らず全ての労働者に育児休暇取得が可能な状況下で、男性の取得率は2017年度で5.14%(総務省2018)と女性の同年の取得率83.2%に対して低く留まっている。本研究ではこの現状と男性の家事労働参加への国や職場の応援の姿勢と受け取れる体制との間にずれがあることに疑問を抱き、参加が抑制される原因は男性だけにあるのではないのかもしれないという考えのもと、女性が持つ男性の家事・育児参加の抑制要因について検討した。妻の家庭責任意識、妻の世帯収入貢献比率、妻の愛による再生産役割因子、妻のゲートキーピング説の4つを抑制要因と仮説立て分析を行った。そして、妻の世帯収入貢献比率と妻の愛による再生産役割因子が抑制要因、妻のゲートキーピング説においては部分的に抑制要因と言えるという結果が得られた。妻の家庭責任意識については、夫の家事・育児参加に対して抑制の働きかけは見られず、反対に促進される効果を持っていた。
講評 ワークライフバランスに関する後藤泰葉の2016年度卒論で用いた尼崎市男女共同参画課による社会調査データをもとに、男性の家事・育児参加の抑制要因を妻側の変数から解明しようとした実証研究です。
キーワード1 イクメン
キーワード2 男性の家事・育児参加
キーワード3 夫婦間の家事労働分担
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