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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 金子 邦秀
タイトル 学校改革における新しい授業の取り組み
内容 本研究では、新しい授業の取り組みを中心とした学校改革によって、生徒に知識暗記のレベルを越えた学びを行わせることに成功した事例として、京都市立堀川高等学校と杉並区立和田中学校の事例を取り上げた。堀川高校の「探究科」の授業と、和田中学校の「よのなか科」の授業は、基礎的な知識を大切にしながらも、それらの知識を使って思考力や主体的に探求する姿勢を養う。知識暗記型と課題解決型の授業は相反するものではなく、これらは相互に必要とし合うものである。また、学校改革において、私は、地域と学校が連携しながら子どもを育てるということが重要であると考えるが、その点において、和田中学校で導入されている「地域支援本部」の取り組みはよい事例である。「開かれた学校」をつくるためには、これらの「地域との連携」に加えて、「ネットワーク」を築くという意味で教員の意識を改革することも重要である。                                 
講評  今年の卒論は全体としては各テーマに着いて、文献にあたったり、学校を訪問したりして、比較的無難にまとめたものが多かった。比較的よくできていたものは、テーマを絞り込み、それについて深く掘り下げた数点の卒論があった。なかでも、自らエヂュテイメント・ソフトの開発をこころみたもの、授業における技術(発問)にしぼったものなどが優
れていた。
しかし、それらを含めて、周辺にまで視野を広げ、その研究をどう位置づけるのかという視点が共通してやや不足していたのではないかという点が、問題点であるとともに、指導した私自身の今後の課題となった。
キーワード1 考える力を育てる授業
キーワード2 地域や社会との連携
キーワード3 ネットワーク化
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