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学科 | 社会学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 立木 茂雄・JENNIFER MCGUIRE |
タイトル | 発達に障害のある子どもの居場所研究 |
内容 | 「サラマンカ宣言」からはじまり,『障害』という言葉の持つ意味に大きなパラダイム転換が起きた.その潮流の中,教育においては「インクルーシブ教育」という概念が登場し,学校現場でも障害の有無にかかわらず,同じ空間でそれぞれのニーズに合わせた教育を行う指針が打ち出された.しかし,日本の既存の学校システムでは,「分離支援体制」が取られていたため,そのシステムと当事者間で大きな齟齬が起きていると,学生ボランティアをきっかけに感じるように至った.本論文では,学校システムとそれを構成する人々,当事者を中心に彼らの相互理解がどのように形成されていくのか,参与観察をもとに分析した.先行研究から,中学生の相互理解(障害理解)の過程を独自のカテゴリーによって分類した.その分類をもとに,対話から合意形成につながる過程や合理的配慮,居場所形成の過程に関する考察を行った.また,単に障害理解が『いい話』に終始ししないよう,今後の課題についても触れた |
講評 | 本年度の立木ゼミ卒論では、McGuire先生との共同開講であったこともあり、質的・量的研究とも大変に充実した成果があがりました。McGuire先生が主として指導したこの1年間にわたる参与観察データをもとにした研究では、理論面でも新たな居場所形成過程モデルの提案を試みた力作に仕上がりました。 |
キーワード1 | 居場所形成 |
キーワード2 | 障害理解 |
キーワード3 | 合理的配慮 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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