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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 家庭における子どもと養育者の関わりについて |
内容 | 本研究の目的は、家庭における子どもと養育者の関わりについてその重要性を改めて考察し、多様化する現在の様々な家庭の家族形態を考慮した上で「家庭での子どもと養育者の関わりにおいて大切にするべきこととは何か」を検討することである。家庭内で十分に養育者との時間が確保されている子どものみならず、ひとり親家庭や、両親が共働きである家庭の子どもについても考察の対象とした。その結果、養育者は子どもと接する際、子ども自身の話に興味を持ち、積極的に話を聞いてやることが求められていることが明らかにされた。さらに、ひとり親家庭の子どもにとって、教師や近くに居住する親戚など、養育者だけでなく、周りの大人との関係性も重要であり、考える必要があるということが浮かび上がった。今後、子どもと養育者の関わりについての研究が、家庭の家族形態にとらわれることのない、子どもの成長にとって有益なものとなることが期待される。 |
講評 | 今年度、私が指導した卒業研究の4回生の学生は、8名でした。私は基本的には月に一度しか京都に戻らなかったため、ゼミも担当せずに、集中講義の形で、指導しました。個別指導は面談の形で各自最低3回、そのほかはメールでの指導となりました。 8名の研究テーマは、子育てや学習習慣の問題、教師と子どもの問題、体験学習と意欲の問題、絵本と幼児、国際結婚の子どもの問題など多岐にわたりました。しかし、いずれも私が講義で取り上げたトピックに関連していて、しかも各自のオリジナリティが示されたものでした。 受講生各自の頑張りとその成果としての論文に敬意を表したいと思います。いずれも心理学の論文の体裁をとり、読み応えのあるものとなっていると評価しています。 |
キーワード1 | ひとり親家庭 |
キーワード2 | 子どもと養育者 |
キーワード3 | 家庭での関わり |
キーワード4 | 家族形態 |
キーワード5 | |
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