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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 親や教師が子どもに対して行う効果的な言語的フィードバックについての検討 |
内容 | 子どもは大人から褒める・叱るといった言語的フィードバックを受けることで学び、成長していく。本研究では親や教師の立場から子どもに対して言葉によるフィードバックを行う際にどのような言葉をどのように伝えるのが効果的であるのかについて「肯定と否定、褒めると叱る、ではどちらの言葉掛けがいいのか」「否定的な言葉掛けをする場合にいい方法はあるのか」「褒め方によって効果に違いはあるのだろうか」「褒められることがマイナスに働くことがあるのだろうか」の4つの点から考察した。結果として否定的なものより肯定的な言葉掛けの方が効果的である一方で、否定的な言葉掛けを行う際には教授的な理由が相手に伝わるようにすることで一定の効果を得ることが出来ると判明した。また褒め言葉をどのように受け止めるかについては「褒められた内容」「褒められた相手との関係性」「褒められた状況」に加えて「褒める側の考え方」の関連性が示唆された。 |
講評 | 今年度、私が指導した卒業研究の4回生の学生は、8名でした。私は基本的には月に一度しか京都に戻らなかったため、ゼミも担当せずに、集中講義の形で、指導しました。個別指導は面談の形で各自最低3回、そのほかはメールでの指導となりました。 8名の研究テーマは、子育てや学習習慣の問題、教師と子どもの問題、体験学習と意欲の問題、絵本と幼児、国際結婚の子どもの問題など多岐にわたりました。しかし、いずれも私が講義で取り上げたトピックに関連していて、しかも各自のオリジナリティが示されたものでした。 受講生各自の頑張りとその成果としての論文に敬意を表したいと思います。いずれも心理学の論文の体裁をとり、読み応えのあるものとなっていると評価しています。 |
キーワード1 | 褒める |
キーワード2 | 叱る |
キーワード3 | 言語的フィードバック |
キーワード4 | 褒め方 |
キーワード5 | |
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