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学科 教育文化学科
年度 2018
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 幕末における藩校・私塾教育の一考察~長州藩を中心に~
内容 幕末において、鎖国下にあった日本の改革には多くの藩士が尽力した。その中でも、幕末における討幕運動や、明治維新など様々な場面で多くの長州藩士が活躍していた。彼らの活躍の背景には、多くの学問の形跡がある。松下村塾などの私塾で多くの学びを得ることや長州藩全体の教育環境が整っていたことも、学問が発展した要因である。藩士たちは学問を通し、日本の未来や外交問題について多くの知識を身に付けた。そして、その原点として吉田松陰という人物の存在がある。長州藩に生まれ、多くの遊学を経て、最後は安政の大獄に巻き込まれ命を落とした。彼が運営した松下村塾では、多くの塾生たちが松陰を崇拝し、共に討論を重ねていた。松陰が処刑された後に、松下村塾出身の多くの長州藩士が活躍したのも、松陰の熱い志が彼らの心に残っていたからであろう。本研究では、長州藩の教育を見ていく中で、特に藩校教育や私塾の環境や内容を考察する。そして、二章以降は、吉田松陰の教育観についても考察したうえで、今後の日本の進展に果敢に挑戦できる人材の育成環境についてまとめていきたいと考える。
講評 本年度は20名のゼミ生が所属していましたが、すべて20,000字の卒業論文を選択しました。それぞれがアルバイト・サークル・就職活動の合間に出てくるので、指導時間の調整が大変でした。3回生からの発表が蓄積されていなかったので、4回生になってから着手するのがほとんどでした。10月以降はほぼ毎日誰かが研究史室詰めて論文の作成に取りかかる状態が一般的となりました。早く着手した学生はいい論文を書きましたが、一度も指導を受けてこなかった学生は、論文作成の基本的な約束事を無視したために、提出直前になって大変なことになりました。しかし、無事提出できたことは本当に喜ばしいことです。もう少し早くから取り組んでいれば、もっと充実した論文が作成できたと思いました。
キーワード1 藩校
キーワード2 私塾
キーワード3 長州藩
キーワード4 吉田松陰
キーワード5 松下村塾
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