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学科 教育文化学科
年度 2018
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 倉橋惣三の生涯と保育思想
内容 本論文は、幼児教育の父と呼ばれる倉橋惣三の生涯と保育思想について論じている。倉橋惣三が活躍した時代は、明治の後半から戦後混乱期にかけてである。幼児教育について制度的にあまり確立していない時代に、子どもと触れ合い、海外の教育にも目を向けながら、子どものために保育はどのようにあるべきかについて熟考を重ね、日本の幼児教育に基本的な方向づけをなした。そのような倉橋惣三から保育の原点を学ぶことは、今日の保育の在り方を再考するうえでとても意味があることだと考えた。第一章では、倉橋惣三の生涯について書いてある。生い立ちや家庭環境、フレーベル研究、留学といった倉橋惣三の思想形成から、その後の保育実践まで、生涯を通じて子どもに捧げた生き方をまとめた。第二章では、『育ての心』、『幼稚園真諦』を元に、子どもの理解のあり方、幼児教育論、そして誘導保育といった倉橋惣三の保育理論の特質を解明した。
講評 本年度は20名のゼミ生が所属していましたが、すべて20,000字の卒業論文を選択しました。それぞれがアルバイト・サークル・就職活動の合間に出てくるので、指導時間の調整が大変でした。3回生からの発表が蓄積されていなかったので、4回生になってから着手するのがほとんどでした。10月以降はほぼ毎日誰かが研究史室詰めて論文の作成に取りかかる状態が一般的となりました。早く着手した学生はいい論文を書きましたが、一度も指導を受けてこなかった学生は、論文作成の基本的な約束事を無視したために、提出直前になって大変なことになりました。しかし、無事提出できたことは本当に喜ばしいことです。もう少し早くから取り組んでいれば、もっと充実した論文が作成できたと思いました。
キーワード1 倉橋惣三
キーワード2 幼児教育
キーワード3 保育思想
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