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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 江戸時代における女性の装いに関する教育文化史的研究 |
内容 | 現代、きものを日常着として着ている人は、街でもあまり見かけない。きものは、七五三や成人式、卒業式、結婚式など限られた場面で着るというイメージを持つ人が多いのではないだろうか。現代のきものの原型でもある小袖が一般的に着られるようになったのは、中世の終わりから近世に移り変わる頃であった。江戸時代は、小袖の黄金時代であり、日本独特の「江戸文化」を創った時代で、「意気」という美意識を創り出した。本論では、江戸時代の女性の、身分によって異なる衣服の形態・生地・帯の結び方・髪型や、江戸時代の通過儀礼などを、古代から中世の衣服の変遷を通して見ていく。そして、女性が化粧をする目的の変化も見ていく。そこから、時代の背景と女性の装いの変化の関係、女性が装うことの意味を明らかにしていきたい。また、明治時代に和風から洋風に変化した経緯にも少し触れたいと思う。 |
講評 | 本年度は20名のゼミ生が所属していましたが、すべて20,000字の卒業論文を選択しました。それぞれがアルバイト・サークル・就職活動の合間に出てくるので、指導時間の調整が大変でした。3回生からの発表が蓄積されていなかったので、4回生になってから着手するのがほとんどでした。10月以降はほぼ毎日誰かが研究史室詰めて論文の作成に取りかかる状態が一般的となりました。早く着手した学生はいい論文を書きましたが、一度も指導を受けてこなかった学生は、論文作成の基本的な約束事を無視したために、提出直前になって大変なことになりました。しかし、無事提出できたことは本当に喜ばしいことです。もう少し早くから取り組んでいれば、もっと充実した論文が作成できたと思いました。 |
キーワード1 | 江戸 |
キーワード2 | 着物 |
キーワード3 | 髪型 |
キーワード4 | 化粧 |
キーワード5 | 通過儀礼 |
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