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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 沖田 行司 |
タイトル | 町組と番組小学校に関する一考察 |
内容 | 明治二年(一八六九)、学制発布(一八七二)に先駆け、京都で誕生した日本最初の小学校を番組小学校と呼ぶ。これは、小学校が京都の民衆による自治組織「町組」の手によって建設され、各町組に「上京(下京)○○番組」というような通し番号が割り振られていたことに由来している。この民衆の自治組織・町組の成立は、なんと室町時代まで遡ることが出来る。京都では室町時代に成立した民衆の自治組織が、明治時代まで脈々と受け継がれていたのである。町組による小学校の建設は、明治の京都の民衆の活力を表すエピソードとして、今日まで市民に語り継がれている。本論は、町組という自治組織が、どのように生まれ、進展してきたのかを時代の流れに沿って整理し、その歴史を踏まえた上で、番組小学校が町組の歴史の中でどんな意味を持つのかを探るものである。 |
講評 | 本年度は20名のゼミ生が所属していましたが、すべて20,000字の卒業論文を選択しました。それぞれがアルバイト・サークル・就職活動の合間に出てくるので、指導時間の調整が大変でした。3回生からの発表が蓄積されていなかったので、4回生になってから着手するのがほとんどでした。10月以降はほぼ毎日誰かが研究史室詰めて論文の作成に取りかかる状態が一般的となりました。早く着手した学生はいい論文を書きましたが、一度も指導を受けてこなかった学生は、論文作成の基本的な約束事を無視したために、提出直前になって大変なことになりました。しかし、無事提出できたことは本当に喜ばしいことです。もう少し早くから取り組んでいれば、もっと充実した論文が作成できたと思いました。 |
キーワード1 | 町組 |
キーワード2 | 番組小学校 |
キーワード3 | 京都 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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