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学科 教育文化学科
年度 2018
ゼミ名 吉田 亮
タイトル 1980年代から1990年代アメリカ社会における『ジャパン・バッシング』-搾取される文化に対する危機感の表れ
内容 本稿では1980年代から1990年代のアメリカ社会における「ジャパン・バッシング」について研究を行った。先行研究ではこの社会現象について、経済的観点から両国への利益及び不利益を論じていることが多く、人々が「ジャパン・バッシング」を実践していったその背景や根拠が論じられることは少なかった。故に、減少の最盛期であった1980年代にのみ焦点が当てられ、後年社会にどのような影響を与えていったのかについて指摘はなされていなかった。本稿ではこの点を明らかにすべく、第一章において1960年代から1990年代におけるアメリカ社会の動向を整理し、第二章において1980年代から1990年代初頭にかけての「ジャパン・バッシング」の概要と特徴、第三章において1990年代半ば以降の「ジャパン・バッシング」の変化とその影響について明らかにし、「バッシング」という現象がどのような根拠のもと広がっていくのか考察した。
講評 当該時期のアメリカで起こった「ジャパン・バッシング」について、二時期に分け(1980s~90s前半期、90s後半期以降)、その特徴の変化を論じている。本論では、「ジャパン・バッシング」がどのように根拠づけられ広がり、社会に影響を及ぼしたのか、90年代半ばにどのような変化が起こったのかにつき、基本文献を用いて概観している。ただ、基本文献の相対化については課題が残る。
キーワード1 ジャパン・バッシング
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