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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 舞台技術者の育成と定着 |
内容 | 本論文の目的は、照明や音響などの舞台技術者の雇用実態について明らかにすることである。先行研究では、舞台技術者の育成や定着に課題があることが指摘されている。実演芸術を振興させ、継承するためには、育成した人材が技術をさらに磨きながら長期的に働くことができる環境がなければならない。つまり、「仕事を続けたい」「上を目指したい」というモチベーションに繋がる賃金・評価制度や、安定した雇用形態が必要であると考え、どのような人事・評価制度や雇用環境が求められるのかを調査した。 技術者の育成については、個人の裁量に委ねられるところが大きい。その前提として、正社員雇用による安定した給与や技術を習得する現場が種類豊富であることが挙げられる。また、身に付けた知識や技術、経験が評価され、それが給与や仕事内容に反映される必要がある。このことから、技術者の技量を客観的に測ることができる資格制度の整備について議論を進め、業界はもとより国をあげて課題解決に取り組むべきであると考える。 |
講評 | 一見華やかで間口の狭い職場だからこそ、その実態はほとんど掴めておらず、仮に好ましくない労働環境であっても「好きだから」「憧れ」で話が終わってしまう仕事の一つに、この舞台技術者も挙げられるだろう。極端に情報が少ない中で、実績ある企業への聞きとり調査を通じて、雇用や人事・評価制度の実態が把握できたことは評価に値する。 |
キーワード1 | 実演芸術 |
キーワード2 | 舞台技術者 |
キーワード3 | 人材育成 |
キーワード4 | 人材の定着 |
キーワード5 | |
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