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学科 産業関係学科
年度 2018
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル ラグビー選手を中心とした社員契約選手のセカンドキャリア
内容  本論文では、企業スポーツに多く存在する社員契約選手のうち、ラグビー選手に焦点を当てる。社員契約選手がいかなる環境の下で社業とラグビーを両立しているのか、労働の内実と企業の取り組みに着目して明らかにした上で、社員契約選手がラグビー引退後も継続して働きやすくするためには何が重要であるのかを論じる。
 そのため、社員契約選手と企業は、ともにセカンドキャリアに対する意識が後手に回っているという仮説を提示し、元社員契約選手、X社人事部、X社ラグビーチーム運営局担当者の3名に聞きとり調査を行った。
 その結果、社員契約選手の社業に対する意識は高く、現役中からセカンドキャリアに関心を寄せていることが分かった。また、企業は、社員契約選手が社業においても業務能力を身に付けることができるような人材育成、評価制度を整えており、セカンドキャリアに関して、企業、選手ともに意識が後手に回っているという仮説は、一概に肯定できないという結論が得られた。
講評  企業スポーツにはプロ契約と社員契約の2種類の選手がいるが、後者について、特定の企業、ラグビーチーム、元社員契約選手の3者に詳細な聞きとり調査を実施し、実態を明らかにした意欲作である。好事例であったがゆえに、問題点などが見えづらいという限界はあったが、これから企業スポーツを目指す選手には大いに参考になるのではないか。
キーワード1 社員契約選手
キーワード2 セカンドキャリア
キーワード3 引退
キーワード4 人材育成
キーワード5 評価制度
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