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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | 障害者の一般的就労の促進について |
内容 | 私は障害者の一般就労を増やすべきだと考えている。障害者が自立的な生活を送るために、必要だからだ。本論文では、障害者の一般就労の促進に向けて、ダイバーシティ・マネジメントという雇用管理方法が有効か模索した。その結果、ダイバーシティ・マネジメントは①「合理的配慮」と「互いの尊重」を組み合わせることが重要であること、②経済的な側面と義務的な側面を両立させて障害者雇用を促進する上で有効な管理方法であることが明らかとなった。 そして、障害者雇用は「量」を増やすだけでなく、雇用の「質」を良くすることが重要である。そのため、平成25年度の厚生労働省による障害者雇用実態調査をもとに、障害者にとって「安定」した雇用とは何か考察した。その結果、「安定」とは、①雇用が長期的に保障されていて、十分な賃金を得ることができること、②自分にとって負担が小さく、働きやすい環境が整っていることの2つを挙げることができると結論付けた。 |
講評 | 本論文は、障害者雇用の可能性についてダイバーシティ・マネジメントの概念を用いて、その課題を明らかにしようと試みた論考である。先行研究の整理を踏まえ、ダイバーシティとマネジメントという相違する概念の組合せによって、企業経営の経済性・効率性、障害者の就労の可能性、社会制度としての公正性という諸要素の統合を試みる。地道な努力がうかがわれる好論文である。 |
キーワード1 | 障害者雇用 |
キーワード2 | ダイバーシティ ・マネジメント |
キーワード3 | 安定 |
キーワード4 | 多様化 |
キーワード5 | |
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