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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | 労働力不足と外国人労働者―日本の外国人技能実習生の現状を踏まえて― |
内容 | 日本は、現在少子化により生産年齢人口が減少し、労働力不足に陥っている。今まで政府は単純労働者の受け入れには慎重な対応の姿勢を示していた。その中で2018年11月2日に出入国管理法改正を閣議決定し、単純労働分野での外国人労働者の受け入れ拡大へと方針を変更した。本論文では、現在の外国人労働者問題として国際的に「現代の奴隷制度」と批判されることもある技能実習制度に焦点を当て、外国人労働者の受け入れについて考えていく。 日本の技能実習生が置かれている状況を示し、現在の外国人労働者問題を見ていく。最後に出入国管理法改正に対して経営者、労働者、研究者のそれぞれの態度を示し、日本においての外国人労働者の在り方について考察していく。 |
講評 | 本論文は、既に実施されている外国人技能実習制度の現状を分析することにより、近年急浮上してきた外国人労働者の受け入れについて、先行文献の整理からその課題を明らかにしようとする論考である。外国人労働者の受け入れについては労働力不足への対応の点から論じられることが多いが、本論文では日本人と外国人労働者との「共生」に主な関心が置かれて、その環境整備が進んでいないという具体的な理由に指摘して、受け入れに賛成できないと結論づけた点が優れている。 |
キーワード1 | 外国人労働者 |
キーワード2 | 外国人技能実習生 |
キーワード3 | 出入国管理法改正 |
キーワード4 | 単純労働者の受入れ拡大 |
キーワード5 | |
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