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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 国生 寿
タイトル 企業メセナの在り方
内容  芸術文化は、すべての国民が真にゆとりと潤いの実感できる心豊かな生活を実現していく上で不可欠なものであり、国民全体の社会的財産である。その芸術文化の基盤を成しているのは、地域における芸術文化であり、地域の芸術文化が活性化するほど、社会全体の芸術文化が豊かになると考えられる。芸術文化振興は「メセナ」と呼ばれているが、地域メセナの主体は政府に限らず、文化団体、市民、企業、NPOなどが存在する。
本論文では、株式会社アサヒビール「アサヒ・アート・フェスティバル」、株式会社桝一市村酒造場「小布施ッション」という、大企業と中小企業による地域メセナを採り上げ、企業による地域メセナの在り方を考察した。
二つの実践例から、企業メセナは、地域が持つ固有の文化を継承し、さらには、地域づくり、地域再生に大きく貢献していることがわかった。このことから、企業メセナは地域社会に大きな影響を及ぼす活動であると考えられる。
講評 国生ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。
これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。中には,資料・出典等がインターネットのHPに偏ったり,また,ゼミの時間以外は卒論指導にあまり顔を出さない例もあり,今後指導の徹底を期したい。
これらの成果が今後の生活に生かされるものと信じたい。

キーワード1 企業メセナ
キーワード2 CSR
キーワード3 地域文化振興
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