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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 国生 寿 |
タイトル | 世代間交流学習の可能性 |
内容 | 高齢化や核家族化の進行に伴い、現在の日本社会は、世代間の交流機会の減少と、それに伴うコミュニティの紐帯の弱体化という問題に直面している。そうした中で、従来は無意図的に営まれていた「世代間交流」が、現在では意図的なプログラムとして実施されるようになってきた。 本稿では、この「世代間交流」をテーマとし、「ユースフォビア」と「エイジズム」という概念に注目する。これらは若年世代や高齢世代に対する偏見を含んだ他者化を指し、その意味において世代間交流が克服すべき課題である。 次に、教育老年学の議論を通して生涯学習としての世代間交流(世代間交流学習)を提唱し、さらにその事例として福岡県直方市で行われている「ふれあい交流」を取り上げる。ふれあい交流は世代間交流の課題である「ユースフォビア」や「エイジズム」を克服する成果をあげており、その意味において世代間交流学習の可能性を象徴しているといえる。 |
講評 | 国生ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。 これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。中には,資料・出典等がインターネットのHPに偏ったり,また,ゼミの時間以外は卒論指導にあまり顔を出さない例もあり,今後指導の徹底を期したい。 これらの成果が今後の生活に生かされるものと信じたい。 |
キーワード1 | 世代間交流 |
キーワード2 | ユースフォビア |
キーワード3 | エイジズム |
キーワード4 | 教育老年学 |
キーワード5 | 福岡県直方市 |
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