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学科 教育文化学科
年度 2008
ゼミ名 国生 寿
タイトル 「旅」が与える教育的意義に関する研究
内容 豊かな生活ができるようになった私たちは、時間と費用があれば自由に「旅行」をすることができるが、旅先で観光名所を巡り、容易に文化に触れられる現代の「旅行」と、「旅」が有する教育的意義の違いとはどのようなものなのか。そこから私達は何を学ぶのだろうか。
 本論文では、教育的要素の一つであり、柱となるべき「旅」について考察し、書物や人から教わるだけでなく、自分で感じて、触れ合って、また苦難を乗り越える経験を通して人間は成長するものである、ということを考察する。また、親や教師が子供に「体験させる環境」を与えることの重要性もみていく。
 成人期の大人がもっと「生きる力」を身につければ、子供に与える影響も増し、生活の環境も変化するのである。そのために、成人期の余暇の時間を生涯学習に費やすことはできないか、ということを研究する。そこから「旅」が持つ教育的意義が見出せると思われる。
講評 国生ゼミの卒業論文は,担当者の専門領域(社会教育学・生涯学習論)を反映して,社会教育・生涯学習・学校外教育にかかわるテーマが多い。
これらは全体として,引用・注記・出典等も整っており,卒論として合格といえよう。事例研究では,地域や施設に入り込んで,詳細なインタービューや事業分析を試みたりして丁寧に教育実践を見つめている。中には,資料・出典等がインターネットのHPに偏ったり,また,ゼミの時間以外は卒論指導にあまり顔を出さない例もあり,今後指導の徹底を期したい。
これらの成果が今後の生活に生かされるものと信じたい。

キーワード1
キーワード2 余暇
キーワード3 体験
キーワード4  
キーワード5  
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