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学科 メディア学科
年度 2018
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル Jリーグとメディアの関係性~SNS(twitter,instagram)の活用について~
内容 サッカー日本代表の人気に比べJリーグにおける人気や注目度は低いと感じられる。日本代表がこの先、発展し続けるためにも自国のリーグであるJリーグの充実、人気向上が欠かせない。
 現代の情報社会においてSNSを利用した広報活動も増えた。Jリーグからの動画の配信や各クラブからの速報、選手からの発信も誰でも見られるようになり、Jリーグの人気向上に大きく関わっている。
 第1章ではまずJリーグの概要とJリーグの人気の現状を説明する。第2章では現代において情報の発信、共有、拡散の機能を持つSNSの特徴や利用状況、Jリーグとどう関わっているか探る。第3章では実際に各クラブの広報活動について、TwitterとInstagramの利用状況から考察する。具体的に、投稿内容について投稿時間、情報の質、ファンからの反応などそれぞれ比較する。第4章ではその分析からJリーグとSNSの今後についてまとめる。以上の観点から、Jリーグとメディアの関係性について核心に迫る。
講評 サッカー日本代表の人気に比して、Jリーグの人気が低く、日本代表の実力を向上させるためにも、Jリーグの活性化が必要であるとの問題意識から、Jリーグの現状を、営業利益や観客動員数、放映権収入等から解析し、メディア学の研究方法の王道である新聞記事調査を通じて、Jリーグ開幕当時のJリーグブームの後、プロ野球に比べて新聞報道数が圧倒的に少ないことを指摘しつつ、今後のJリーグ活性化のためにはSNSの活用が必須であると結論づけた。Jリーグ各クラブのSNS利用状況の実態調査をもとに、ブンデス・リーガやプレミア・リーグの現状との国際比較の観点もとりいれ、Jリーグを国内のみならず、世界に発信するために、より有効なSNS活用が必要であると具体的方策を提示した。印象批評ではなく、現状でのJリーグチームのSNS利用状況を精査し、ツイッターが高頻度で更新され、写真、動画、リンク先を含めて、試合情報やロッカールームの雰囲気などをリアルタイムで伝え、インスタグラムはハッシュタグを多く加えてインスタグラムの特性をいかそうとしているものの、必ずしも十分な使い分けがされていないことを実証的に明らかにし、改善策を提示した本論文は、スポーツとメディアの関係についての最新の研究成果として高く評価できる。
キーワード1 サッカー
キーワード2 Jリーグ
キーワード3 SNS
キーワード4 Twitter
キーワード5 Instagram
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