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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | Facebookが普及するための条件とは |
内容 | 日本で、Facebookの普及率が低いのは、その国民性、Facebook参入時のSNS事情などが大きく関わっている。中でも、Facebookの実名制やお堅い内容が中心の投稿が特に若者には受け入れられないようだ。一方で、日本ではTwitterの普及率がとても高い。これは、Twitterの匿名性や空き時間に娯楽感覚で楽しめる要素が、日本人のライフスタイルに大きく適応したからである。さらに、Facebookが世界中に普及する過程では、Facebook社の地域のコミュニティー単位でユーザーの範囲を広げていくという戦略が大きな成果をもたらした。一方で近年のセキュリティー問題により、ユーザーが離れる可能性があるのも事実だ。その為、SNSの普及に欠かせないKコアと呼ばれる人を離さないためにも、セキュリティーの徹底は急務である。そして、Facebook社は新たなテクノロジーにも積極的に参入し、さらなるユーザーの獲得をもくろんでいる。 |
講評 | 本論文は、アメリカ発祥のSNSサービスであるFacebookの歴史と、その利用状況を国際比較し、さらに、独自のアンケートによって、日本におけるユーザーの現状を調査することで、セキュリティの懸念がありながらも、なぜFacebookのユーザーが拡大し続け、利用中止者が存在しつつも他のSNSサービスと競合しつつ成功をおさめているのかを明らかにした。先行研究や既存のデータの引用が多く、著者自身の分析が若干薄い傾向はあるが、Facebookが誕生時から現代に至るまで、人の人に対する興味という根本的な動機づけを利用して、プライバシーの問題をかかえつつも、多くのユーザーに愛されていると結論づけており、現代社会におけるSNSの社会的意義を明らかにした点で、一定の成果をあげている。 |
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キーワード2 | SNS |
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