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学科 メディア学科
年度 2018
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル Instagramにおけるマーケティング戦略
内容 Instagramは2010年のサービス開始以来、ビジュアルコミュニケ-ションに特化したSNSとして全世界で人気を集めている。今、そのInstagramがマーケティングの手段として様々な企業に利用されているのだ。Instagramマーケティングにおいて重要なポイントは2つある。1つ目は投稿の共感性だ。Instagramユーザーは手が届かないような遠い存在よりも、簡単に真似ができるような身近な存在に対して興味を示す傾向があるからだ。2つ目は洗練されたビジュアルだ。Instagramは投稿の仕方1つで企業のイメージを確立することができる。そのため、ただ綺麗な写真を投稿するのではなく、いかにユーザーの目を惹くかが重要である。企業がInstagramマーケティングを成功させるためには、対象となるユーザーの年齢層や企業のイメージなどを踏まえた上で、ユーザーの共感を得る世界観を構築する必要があるのだ。
講評 現代人、特に若者の重要な生活の一部となっているSNSサービスのなかでも、写真、動画というビジュアルコミュニケーションを中心としたインスタグラムに焦点をあて、それがマーケティングに戦略にいかに利用されているかを研究した。3大SNSといわれるフェイスブック、ツイッター、インスタグラムのユーザー数、フィードの仕組み等を比較検討しつつ、グーグルのアンケートフォームを利用して独自のインスタグラムの利用調査を行い、芸能人の発信内容やフォロワーの実態を調査して、ユーザーの間に女性同士のコミュニケーションが生まれていること、企業のビジュアル・マーケティングが、インフルエンサー・マーケティング等を通じて、ファッションや化粧品、宝飾品関係の企業戦略で効果をあげていることを明らかにした。インスタグラムの社会的機能が単に「写真を共有する」ことにとどまらない多面性を有することを実証的に指摘した本論文は、最新のSNSの利用状況を含む研究成果として評価できる。
キーワード1 Instagram
キーワード2 SNS
キーワード3 マーケティング
キーワード4 Facebook
キーワード5 Twitter
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