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学科 | メディア学科 |
年度 | 2018 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | プロ野球の人気は?~視聴率低下と観客増加による球団の戦略~ |
内容 | 野球というスポーツを行ってきた中で競技人口の低下や、周りの野球への関心などから野球の人気低迷が感じられた。そこで、プロ野球に絞り、歴史、視聴率、観客動員数から、現在の人気を研究した。また、1つのスポーツだけではなく、ワールドカップで盛り上がりを見せたサッカー比較しながら進めることでより人気の変動を分かりやすく行った。研究を行う以前はインターネットの普及などによる娯楽の多様化や、他スポーツの普及により野球の人気は低迷していると考えていたが、プロ野球の視聴率は低迷していたが、観客動員数は増加傾向にあるという結果がでた。比較対象であるJリーグでは、視聴率の低下とともに観客動員数も並行であり伸び悩んでいた。このことから、野球人気は低迷しておらず、年々微小ではあるが伸び続けている。伸び続けている要因として考えたのが、SNSによる戦略、球団施設やイベントによる戦略などがあげられる。研究の結果プロ野球はいまだ国民的な人気スポーツであり今後もその人気を維持していくだろう。 |
講評 | 本論文は、一時期、Jリーグの発足などにおされて凋落傾向にあるのではと思われていたプロ野球の人気が、実は衰退しておらず、観客動員数は伸びており、巨人戦のテレビ視聴率は低下したものの、特に、パ・リーグの観客動員数が増加し、その背景には、戦力の分散とインターネットの普及があることを明らかにした。単純に観客動員数を比較して人気度をはかることなく、地方球場での試合の収容人数を考慮し、各球団のホームページが流している情報と新聞記事に掲載されている球団のイベントを総合的に調査、分析し、チケット代を鑑みた集客への影響、女性ファンを増やすためのSNSに映えるイベントの工夫の実態を明らかにするなど、卒論提出時点での最新のプロ野球球団のメディア戦略と人気の関係性を実証的に考察した本論文は、メディア学からのスポーツ研究の成果として高く評価できる。 |
キーワード1 | プロ野球 |
キーワード2 | 人気 |
キーワード3 | 視聴率 |
キーワード4 | 観客動員数 |
キーワード5 | 球団戦略 |
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